メンテナンスフリーなお庭へ!ズボラでも安心、手入れ不要な庭作り
憧れのマイホーム!外構工事も完了し、いざ住んでみて意外と気になるのが「メンテナンスの手間」。
あちこちから生えてくる雑草や、育ちすぎる植栽、泥はね、雨だれの跡、塗装剝げ、タイヤ痕の汚れ、etc.…
実は外構計画時にしっかりと対策を考えておけば、これらの手入れやお掃除の手間を削減することが出来るんです。そこで今回は、ズボラさんでも安心、手間いらずなお庭作りのポイントを4つご紹介します。
対策1.地面を舗装する
綺麗なお庭を保つために、特に厄介なのが「雑草」。
雑草は少しの土やほこり、水と太陽の光があれば、勝手にどこからか種がやって来て、勝手にすくすくと育ってしまいます。
もちろんお庭のお手入れも楽しみ方の一つではありますが、夏の強い日差しの中や、冬の低い気温の下、しゃがみながらの草むしりは中々大変な作業です。
雑草の基本的な対策方法は、「土に光を当てないこと」。
そのため、地面を覆うように敷材で舗装してしまうことが草むしり要らずなお庭への近道です。
とはいえ、敷材の種類はさまざま。
大きく分類すると、
- コンクリート
- タイル張り
- 石張り
- 砂利
- インターロッキング
- 芝生
に分けられます。
これらは見た目の違いはもちろんですが、選ぶ敷材によってお手入れの仕方やその手間に違いがあります。
例えば…
砂利敷きは汚れが目立ちにくいという特徴がありますが、落ち葉をほうきで掃きづらかったり、
水洗いが楽々なコンクリートの中でも「金ゴテ仕上げ」という仕上げ方だと、特にタイヤ痕で汚れやすかったり 等々…。
お掃除の手間を考えつつ、動線や汚れやすい場所を把握して適切な敷材選びをすると、快適なお庭に繋がります。
敷材の詳細については、こちらの記事をご覧ください。
敷材の種類の他、それぞれのメリットデメリットについて詳しくご紹介しています。↓
外構の床仕上げダイジェスト!
コンクリートについてはこちら↓
コンクリート仕上げ比較3選!
対策2.植栽スペースを最小限に
植物の手入れは大変で、続けられる自信がない、でもお庭に緑が無いと、なんだか味気ないような気がする・・・
そんな方は、お庭に「一本だけ」樹木を植えてみてはいかがでしょうか。
一本だけだと、空間のバランスがおかしくなるのでは?と不安になられるかもしれませんが、むしろアイストップとなって「空間が引き締まる」んです。
こちらの写真のように玄関前に木を植えると、シンボルツリーとして目を惹きナチュラルに印象付きます。
洋風でも和風でもお家の雰囲気に馴染んで引き立ててくれること間違いなしですので、「少し物足りないな」と感じるスペースや目立たせたい空間には、是非樹木を植えてみてください。
ウッドデッキやタイルデッキの中に植栽スペースを設けてみるのもオススメです。デッキでくつろぎながら間近に緑を感じることが出来ますし、カフェのようなおしゃれ空間に仕上がりますよ。
また、樹木は落葉樹(葉を枯らして落とす樹)と常緑樹(一年中緑の葉を茂らせる樹)に分けられます。
常緑樹も葉を落とさないわけではありませんが、寒くなるとどっさり葉を落とす落葉樹に比べると落ち葉は少なくなります。
その中でも、生長に伴い自然と樹形が整ってくれる種類や、生長がゆっくりな種類等もございます。
剪定や落ち葉掃除の手間を考えるのであれば樹種にもこだわってみましょう。
もう少し植物を楽しみたい方は、小さな花壇を設けてみると良いでしょう。
お庭の一角にお気に入りのお花やハーブを植えてみるのも素敵ですし、
シンボルツリーの根元に背の低い植物を植えるとスペースに奥行きや高低差が出て、趣ある空間を演出できます。
「しっかりと手入れをするべき場所」と、「特に手入れをしなくても良い場所」。
2つを明確に分けておくと管理のハードルも下がり、手軽にお庭いじりを楽しむことが出来ますよ。
対策3.天然芝は人工芝へ
憧れの芝生のガーデン。でも、清潔感のある緑を保つには手がかかります。定期的に芝刈りをして整える必要がありますし、冬には草が茶色くなってしまうことも。
しかし、人工芝であればそのような心配は不要です。
草刈り等のお手入れ入らずで年中鮮やかな緑を保ってくれて、さらに人工芝の下に防草シートを敷けば雑草対策もバッチリです。
人工芝特有の、ペカっとしたテカリが気になる…という方も、昨今は天然芝のようにふわっとリアル仕上げな商品が数多くございますので、色々な商品を見比べてみることをお勧めします。
また、
費用のコストカットを目指す方は、DIYでの施工も可能です。施工の手間はかかってしまいますが、プロに依頼するよりもかなりコストダウンすることができます。
対策4.メンテナンスフリーな商品を選ぶ
「ローメンテナンスにしたいけれど、ナチュラルで自然な雰囲気もあきらめたくない!」
「木目調を散りばめて、カフェのようなお庭にしたい!」
そんな方にもぴったりなエクステリア商品をご紹介します。
・LIXIL「樹ら楽ステージ」
こちらのLIXIL「樹ら楽ステージ」は、人工木でできたウッドデッキ。
リアルな木目調でありながら、腐食の心配がありません。
汚れや雨シミが付いた際には水で拭き取り、傷がついた際にはサンドペーパーで軽く擦ればOK。お手入れ簡単で温かみのあるウッドデッキです。
・タカショー「モクプラボード リアル」
こちらは、タカショーの「モクプラボード リアル」のフェンスです。
樹脂でできているため腐食に強く、価格は木調アルミ製フェンスよりもリーズナブル。
天然木のようなやわらかい雰囲気で、住宅に良く馴染んでくれます。シンプルな設計でコストパフォーマンスの高い商品です。
今回はごく一部の木目調エクステリアのみをご紹介しましたが、
もちろん他にも様々な要望に応える、数多くのエクステリア商品が発売されています。
見た目の雰囲気や価格等、お庭に求めるものがお決まりの方は、
SNSで事例を見たり、お庭の設計士さんに相談したりして是非ピッタリな商品を探してみてください。
まとめ
今回はズボラさんでも安心、手間いらずなお庭作りのポイントについてご紹介しました。
外構計画の際は見た目や価格面と共に「メンテナンスの手間」や「ランニングコスト」を観点に置いてみると、
きっと5年後、10年後でも満足なお庭作りができるでしょう。
お手入れにかけられる時間を考えてみて、是非ライフスタイルに合ったお庭を見つけてみてくださいね。