シンボルツリーとは?後悔しない樹種選びのポイント
お家を建てた記念や、お引っ越しの記念、お子様の誕生記念の際などに植えられることの多い「シンボルツリー」。
言葉は聞いたことがあるし、なんだかオシャレになるイメージがあるけれど、
実際どんなものなのかよく分からない...
そんな方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、シンボルツリーの基本情報や、
シンボルツリーをお家に取り入れるメリット、
ぴったりなシンボルツリー選びの為のポイントについてお伝えします。
目次
シンボルツリーとは?
シンボルツリーは、その名の通りお家やお庭の「シンボル」になる木のこと。
木の種類や植える時期等、特に決まりはありませんが、
住まいの象徴として玄関まわりに植えられることが多いでしょう。
記念樹として家族を見守ってくれる存在となったり、建物を美しく引き立ててくれる木です。
シンボルツリーを植えるメリット
✓デザイン性が高まる
シンプルなお家ほど、植栽を植えると建物の雰囲気がグッと高まります。
緑をアクセントにすると、ナチュラルでセンスの良い印象に。
✓自然な目隠しになる
お庭への人目を遮りたいけれど、ほどよい開放感も欲しい。
そんなときは庭木で目隠しすることがオススメです。光や風は通しつつ、自然に人目を遮ることができます。
✓四季を感じさせてくれる
花や紅葉を見て季節を感じることはもちろん、
ハロウィンやクリスマスの飾りつけをするなど、庭木を活用してイベントを楽しんでみるのも素敵です。
✓お庭のないお家でも緑を感じられる
敷地にお庭が設けられていない場合でも、
例えば門柱のそば等に木一本分の植栽スペースがあればシンボルツリーを植えることが出来ます。
木の足元に低木や草花を植えて高低差や奥行を出すと、小さなスペースでもお洒落に見せることができるでしょう。
✓生活の中に活用できる
剪定した枝を花瓶に活けるだけで、自然な趣溢れるインテリアに。
また、フェイジョアやオリーブなど実のなる樹木を植えると、お子様と収穫を楽しむことができますし、
その後お料理に使うこともできます。
✓お家のトレードマークに
新築の記念や、お子様の誕生に合わせて植えられることの多いシンボルツリー。
木が成長するごとに愛着が深まり、
個性あふれる樹木を選ぶことでお家のトレードマークとして機能します。
後悔しないシンボルツリーの選び方
①目的に合わせる
まずはシンボルツリーを植える目的を考えてみましょう。
一年中自然な緑を感じたい場合は、
季節問わず葉を茂らせる常緑樹はいかがでしょうか。
お庭や窓の目隠しに使いたい場合にも基本的に常緑樹を選びつつ、
葉の密度や背の高さなどのバランスを考えることがオススメです。
季節感を感じたい場合は、
秋には紅葉、冬には葉を落とす落葉樹を選ぶと良いでしょう。
落葉樹を用いて、夏の間は葉で日差しを遮り、
冬の落葉後はあたたかな日差しを取り込む...といった植栽計画も可能です。
②場所に合わせる
木にはそれぞれ、好みの気温や日当たりがあります。
お住まいの地域の気温や気候に合う樹木選びの他、お家の日当たりも考える必要があります。
基本的に南向きは日当たりが良く、北向きは日当たりが悪いことが多いため、それぞれの場所に合う木を植えましょう。
また、小さなスペースに背の高くなる木を植えると、
根をしっかりと張ることが出来ずに倒れてしまう危険性があります。
植栽スペースの大きさに合う大きさの木を選びながら、剪定が必要かどうかや、木の成長速度についても把握しておくと安心です。
③雰囲気に合わせる
例えば洋風なお家であれば、オリーブやシマトネリコ、
和風なお家であればイロハモミジなど、
建物や外構の雰囲気に合わせて木の種類を選ぶと住まいを引き立てるシンボルツリーとなってくれるでしょう。
勿論あえて異なる雰囲気の樹木を選ぶことで、お家の良い個性やアクセントになってくれる場合もあります。
④ライフスタイルに合わせる
木は生き物なので、手入れに手間がかかる種類も。
例えば、落葉樹は時期がくると葉を落とすため、落ち葉の掃除が必要になりますし、
花や実に虫がつきやすい樹種もあります。
反対にあまり手間のかからない樹種もありますので、ガーデニングにかけられる時間を計算して種類を選ぶと良いでしょう。
⑤好みの見た目や、花言葉から選んでみる
シンボルツリーは、その言葉どおりお家のシンボルとして長い間、毎日目にするもの。
それが美しい色であったり、良い香りのする花をつけていたら、きっと穏やかで嬉しい気分になることでしょう。
素敵な花言葉がついている木も沢山ありますので、気に入る花言葉が無いか調べてみるのも面白いのではないでしょうか。
いかがだったでしょうか?
様々なメリットと魅力あふれるシンボルツリー。
住まいにピッタリの木を植えることが出来れば、お家を引き立てつつ、素敵なシンボルとなってくれることでしょう。
是非、お気に入りの一本を探してみてくださいね。