プロが解説!観葉植物の鉢の選び方~デザイン編~

プロが解説!観葉植物の鉢の選び方~デザイン編~

特集
観葉植物の鉢の選び方

観葉植物を植える鉢をどのように選んでいますか?「鉢の選び方がわからない」というお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。観葉植物を枯らしてしまったり、お部屋の雰囲気と合わなかったりと、鉢選びの失敗は残念な結果を招いてしまいます。

そこで今回は、有名イベントのグリーンコーディネートを手がけるフラワーアーティスト前芝良紀さんに、観葉植物の鉢の選び方を伝授してもらいました!

観葉植物の鉢を上手に選ぶ、2つの要素

機能×デザイン

観葉植物の鉢を選ぶ際は、”機能性”と”デザイン”の2つの要素を大切にしましょう。私たちが靴を選ぶ際に足が痛くならないよう、体型やファッションに合うもの選ぶのと一緒で、観葉植物の鉢を選ぶ時も、植物が元気に過ごすことの出来る機能性、置く場所のインテリアにマッチするデザインのものを選ぶと良いですよ。

この記事では2つ目の要素”デザイン”の観点から、具体的にどのような基準で植物に合った機能の鉢を選ぶのか、ご説明していきます。(1つ目の要素”機能性”について解説したはこちらから。)

観葉植物の鉢のデザイン

観葉植物は家の中でも存在感があるものなので、部屋のインテリアに映えるような鉢選びをしたい..!そんなときは、以下3つのポイントを意識しながら鉢を選びましょう。

  1. 観葉植物の形に合わせて選ぶ

  2.  部屋のインテリアに合わせて選ぶ

  3. 鉢の色で選ぶ 

それぞれの項目について解説します!

① 観葉植物の形に合わせて鉢を選ぶ

多種多様な形の観葉植物

背が高い人に似合う服・背が低い人に似合う服があるように、観葉植物も、葉の広がり方や背丈によって似合う鉢が変わってきます。選ぶポイントを抑えて、とびきり植物に似合う鉢を見つけてあげましょう。

葉が広がるタイプの観葉植物

バナナの葉に似たストレリチアや、モンステラなどの茎で伸びるタイプの植物。このタイプにおすすめの鉢のデザインは、上に向かって広がる形の鉢や、太さのある鉢です。深めの鉢だとスタイリッシュにはなりますが、バランスが難しいのと倒れやすくなるので注意しましょう。

縦に伸びるタイプの観葉植物

ウンベラータベンガレンシスなどのフィカス類や、ドラセナなど。このようなタイプにおすすめの鉢のデザインは、 スクエア型や筒型で、深めの背が高い鉢です。特に背が高い鉢はスタイリッシュな見せ方ができるのでおすすめです。

小さいサイズの観葉植物

ガジュマルペペロミアなどのあまり大きくならない観葉植物には、 背が低い鉢や丸みのある鉢がおすすめです。

観葉植物を水耕栽培している場合

ハイドロカルチャーや水耕栽培をするなら、ガラスや透明のプラスチック製でも綺麗に見えます。


②インテリアに合わせて鉢を選ぶ

インテリアと観葉植物

お部屋の中で観葉植物を育てる場合、鉢のデザインがどんなに素敵でも、部屋のインテリアと合わなければ、浮いた存在になってしまいます。上手に鉢を選んで、部屋にある家具や小物と、素材や色味を統一することを心掛けましょう。

モダン・シンプルな部屋

お部屋のアクセントに色味の強いものを選ぶのもおすすめです!

  • 単色の鉢
  • 北欧系の柄の鉢

ナチュラル・カントリー調の部屋には

床や家具が傷つかないよう小ぶりの物を選びましょう。

  • 木鉢
  • テラコッタ
  • 陶器

③鉢の色で選ぶ

色選びに慣れるまでは以下のポイントに気を付けながら鉢を選びましょう。

色味を抑えた「ニュートラルカラー」

モノトーンな植木鉢

グレーや白など、色味を抑えた自然な色の鉢を選ぶと失敗しにくいです。家具と調和しやすい色・色味を抑えたものを選びましょう。

ツートーンカラー

カラフルなツートーンカラーの植木鉢

色数が少なめの鉢も◎。特にニュートラルカラーと鮮やかな色の組み合わせがオススメ。

鉢から先に選ぶ場合や派手な色柄の鉢を選びたい場合は?

派手な柄の植木鉢

鉢のデザインが目立つ場合は、葉色が1色(斑が入っていない)ような単色でシンプルな形の観葉植物を組み合わせてあげましょう。


鉢カバーで手軽に観葉植物をお洒落に。

インテリアに合わせて鉢の色や素材を変えてみたい、という時は面倒な植え替えをして鉢を変えるのではなく、鉢カバーで印象を変えてみるのがオススメ。鉢カバーとはその名の通り、鉢ごとすっぽりはめて使うカバーのことで、手軽に着せ替え感覚で印象を変えられるため初心者にも簡単。またハンギングで飾れば高さを出した演出でおしゃれに飾れるだけでなく、お子さんやペットがいるご家庭でも気軽に植物を楽しむことができます。

まとめ

今回は観葉植物の鉢の選び方について、鉢の機能性・デザイン性の2つの要素から考えてみるということをご紹介しました。この記事でご紹介した要素やポイントを参考に、おうちにある観葉植物やこれからご購入予定の商品に合わせて鉢を選んでみましょう!

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